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NY市場サマリー(16日)ドル小幅高・米株下落、コロナ懸念でリスクオフ

発行済 2020-07-17 06:41
更新済 2020-07-17 06:45

[16日 ロイター] -

<為替> 新型コロナウイルスの感染拡大懸念がリスクオフの動きにつながり、米国株式が下落する一方、安全資産であるドルは小幅に上昇した。

新型コロナの感染拡大が続き、カリフォルニア州などで再び営業停止命令が出されたことで、米経済と労働市場の厳しい状況が続くという懸念が高まっている。

米商務省がこの日発表した6月の小売売上高は前月比7.5%増と、市場予想の5%増を上回った。経済活動の再開に伴い小売売上高は上向いたものの、感染再拡大や高水準の失業率が初期の景気回復を脅かす中、今後の見通しを巡る不透明感は根強い。 米労働省が発表した11日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週からは減少したものの、市場予想を上回った。

主要6通貨に対するドル指数 (=USD)は0.35%高の96.350。

ユーロ (EUR=)は午後の取引でやや軟調に推移し、0.28%安の1.138ドル。17日から始まる欧州連合(EU)首脳会議では、7500億ユーロ(8560億ドル)の欧州復興基金案が協議される。

アナリストは、復興基金が計画より小規模になったとしても、対ユーロのドル安が続く可能性はあると予想する。

<債券> 国債利回りが低下。新型コロナウイルスの感染拡大に伴いリスク選好が後退し、国債に買いが入る一方、株式には売りが出た。

10年債利回り (US10YT=RR)は2ベーシスポイント(bp)低下し0.612%。利回りは6月中旬以降、0.569─0.784%の間で推移している。2年債と10年債の利回り格差は1bp縮小し47bp。

金融当局者の発言では、シカゴ地区連銀のエバンズ総裁が16日、物価上昇率が連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を超えない限り、利上げを開始する理由はほとんどないという考えを示した。

<株式> マイクロソフト (O:MSFT)やアップル (O:AAPL)などのハイテク株に売りが出て、下落して終了。新規失業保険申請件数が高止まりしていることで、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響が改めて意識されている。

S&P不動産<.SPLRCR>やS&P情報技術 (SPLRCT)の下げがきつく、ともに1%超値下がりした。

アップルは1.2%安、マイクロソフトは2%安となり、S&P500の重しに。

一方、過去1週間ではS&P500がナスダックを約3%ポイント上回っている。米株市場の上昇をけん引してきたアマゾン (O:AMZN)やマイクロソフトなどハイテク株から資金がシフトしているため。

個別銘柄では、ツイッター (N:TWTR)が1.1%安。前日にハッカー集団が同社のシステムに不正侵入し、米民主党の大統領候補指名が確実なバイデン前副大統領やオバマ前大統領、米電気自動車大手テスラ (O:TSLA)のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)など著名人のアカウントを乗っ取ったと発表した。

引け後の取引では、ネットフリックス (O:NFLX)が四半期決算を受け10%安。

第2・四半期決算で利益が半分以下となったバンク・オブ・アメリカ(バンカメ) (N:BAC)は2.7%安。一方、モルガン・スタンレー (N:MS)は第2・四半期の利益が過去最大となり、2.5%上昇した。

アメリカン航空 (O:AAL)は7.4%安。15日に客室乗務員など約2万5000人の従業員に一時帰休の可能性を通知する方針を明らかにした。

テスラ (O:TSLA)は約3%安。マーケティング調査会社のデータによると、第2・四半期のカリフォルニア州での登録台数がほぼ半減した。

<金先物> 利益確定や持ち高調整の売りなどで反落。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比13.50ドル(0.74%)安の1オンス=1800.30ドル。

相場はこのところ、1800ドル台を維持。値固め局面となる中、ひとまず利益を確 定しようとする売りやポジション調整の売りが先行した。ただ、新型コロナウイルスのワクチン開発が期待される半面、世界的な感染拡大は続いており、「安全資産」としての金塊の需要は根強い。

<米原油先物> 需給引き締まり期待が後退し、3営業日ぶりに反落。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.45ドル(1.09%)安の1バレ ル=40.75ドル。9月物は0.47ドル安の40.93ドル。

15日の清算値は4カ月ぶりの高値を付けていたが、夕方からは利益確定の売りが台頭し、相場は軟調に推移。米国内外での新型コロナ感染再拡大を受け、経済活動に再規制がかかりつつあることが投資家心理を圧迫し、この日は世界的に株価が下落するなどリスク回避の動きが優勢となった。

ドル/円 NY終値 107.26/107.28

始値 107.13

高値 107.39

安値 107.05

ユーロ/ドル NY終値 1.1383/1.1385

始値 1.1394 (EUR=)

高値 1.1442

安値 1.1371

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 98*16.00 1.3109% (US30YT=RR)

前営業日終値 98*00.50 1.3310%

10年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.00 0.6184% (US10YT=RR)

前営業日終値 99*30.50 0.6300%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.75 0.2770% (US5YT=RR)

前営業日終値 99*26.50 0.2850%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.63 0.1470% (US2YT=RR)

前営業日終値 99*30.13 0.1550%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26734.71 -135.39 -0.50 (DJI)

前営業日終値 26870.10

ナスダック総合 10473.83 -76.66 -0.73 (IXIC)

前営業日終値 10550.49

S&P総合500種 3215.57 -10.99 -0.34 (SPX)

前営業日終値 3226.56

COMEX金 8月限 1800.3 ‐13.5 <0#GC:>

前営業日終値 1813.8

COMEX銀 9月限 1957.3 ‐18.8 <0#SI:>

前営業日終値 1976.1

北海ブレント 9月限 43.37 ‐0.42 (LCOc1)<0#LCO:>

前営業日終値 43.79

米WTI先物 8月限 40.75 ‐0.45 (CLc1)<0#CL:>

前営業日終値 41.20

CRB商品指数 140.8156 ‐0.4038 (TRCCRB)

前営業日終値 141.2194 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200716T213933+0000

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