[ベンガルール 29日 ロイター] - スズキ (T:7269)傘下のインド大手自動車メーカー、マルチ・スズキ・インディア (NS:MRTI)の4─6月決算は、四半期としては2003年の上場以来、初の最終赤字となった。新型コロナウイルス流行を受けて実施されたロックダウン(都市封鎖)で供給網が途絶し、販売が落ち込んだ。
4─6月の純損益は24億9000万ルピー(3330万ドル)の赤字。前年同期は143億6000万ルピーの黒字だった。
リフィニティブが集計したアナリストの平均予想は29億6000万ルピーの赤字だった。
インドはコロナ感染拡大防止のため、3月下旬から2カ月あまりにわたりロックダウンを実施した。
マルチによると、4─6月はロックダウンの影響で、ほとんど生産も販売もできず、およそ2週間分に相当する生産量しかなかった、という。
販売台数は前年比81%減の7万6599台。売上高は約79%減の410億7000万ルピー。