[ロンドン 25日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカ (L:AZN)とオックスフォード大学が開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、オックスフォード大の研究チームを率いるアンドリュー・ポラード氏は25日、十分なデータが得られれば年内に規制当局へ提出できる可能性があるとの見解を示した。
ポラード氏はBBCラジオに「臨床試験で症例が急速に集まれば、年内に規制当局にデータを提出できるかもしれない。そうなればデータを詳しく評価するためのプロセスに入る」と述べた。
英紙フィナンシャル・タイムズは今週、米トランプ政権が11月3日の大統領選挙の前にアストラゼネカとオックスフォード大のワクチンが実用化されることを望んでいると伝えた。米食品医薬品局(FDA)が緊急使用許可を出すことをなどを検討しているという。
これについてポラード氏は「緊急時において緊急使用の許可を出すプロセスは確立されている。だが慎重に得られたデータと実際に機能するという証拠が必要だ」と指摘した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200825T085257+0000