[パリ 14日 ロイター] - 仏自動車グループ、PSA (PA:PEUP)と欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービズ(FCA) (MI:FCHA)は14日、両社が2019年に合意した経営統合について、資金流出を抑えるため条件を修正すると発表した。
FCA側の株主に55億ユーロの特別配当を実施するとしていたのを29億ユーロ(34億ドル)に減らす。
PSAは、部品メーカーのフォルシアの株式46%をPSA株主に分配するとしていたが、統合後、新会社の全株主に分配する。
両社は「当初の合意のバランスは変わらない」としている。
関係筋は条件変更について14日、新型コロナウイルス危機を踏まえ、両社のバランスシートを強化し、出来る限り早期に統合を完了させる狙いがあると説明した。
統合による効果は年間37億ユーロ超と想定していたが、50億ユーロ超になるとしている。
来年第1・四半期末までという統合完了予定の時期に変更はない。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200914T233745+0000