[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリアのモリソン首相は5日、新型コロナウイルス感染症のワクチンを追加で2種類購入する契約を結んだことを明らかにした。合計で1億3500万回分のワクチンを購入することになる。
米バイオ医薬品のノババックス (O:NVAX)が開発中のワクチン4000万回分と、米製薬大手ファイザー (N:PFE)とドイツのバイオ医薬品ビオンテック (F:22UAy)が共同開発中のワクチン1000万回分を購入する。
オーストラリア政府はすでに、英製薬大手アストラゼネカ (L:AZN)と豪製薬会社CSL (AX:CSL)から、8500万回分のワクチンを購入する契約を締結している。購入総額は推定32億豪ドル(23億ドル)。
同国の人口は2600万人。多くのワクチンは2回の接種が必要になる見通しだが、4種類のワクチンがすべて商品化されれば、ワクチンが余るとみられる。同国政府は余剰が出た場合は太平洋の島しょ国に寄付する計画を明らかにしている。
オーストラリアの新型コロナの国内感染は過去24時間でゼロ。今月1日にも6月初旬以来初めて国内感染ゼロを記録していた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201105T083422+0000