[ワシントン 18日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は18日、テレビ番組で、米規制当局はジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンの使用を再開させる見込みだとし、23日に判断が下される可能性があると語った。
ファウチ氏はNBCの番組で「何らかの形でJ&Jワクチンの使用は継続されるだろう。当局が使用を中止するとは非常に考えにくい」と発言。接種再開にあたり、警告、使用上の制限、あるいはリスク評価がなされる可能性が高いとした。
米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は13日、J&Jワクチンについて、接種した50歳以下の女性6人に血栓が生じる事例が報告されたことを受け、接種を一時中止するよう勧告した。
CDCの諮問委員会は23日に同ワクチンの使用再開を巡り協議する。
ファウチ氏は18日、CBSの番組で、当局が最終的にどう判断するかは知らないとした上で、23日までに判断が行われ、使用は再開されるとの見方を示した。
また、高校生は秋学期までにコロナワクチン接種が可能になると予想。来年第1・四半期までにはどの年齢のこどもも、接種できるようになるだろうと語った。