[ワシントン 21日 ロイター] - バイデン米大統領は21日、国連総会で初の一般討論演説を行ない、米国は国内外の飢餓問題終息に向け100億ドルを拠出すると表明した。
大統領は、昨年はほぼ3人に1人が充分な食糧にアクセスできなかったと指摘。米国として栄養失調問題対策でパートナー諸国をまとめていく方針を示した。
演説で大統領は、「内外の飢餓問題終息と内外の食糧システムに対する投資のため、100億ドルを拠出する」と述べたが、計画の詳細には触れなかった。
23日には国連食糧システムサミットが開催される予定で、国連は「食糧システム変革のきっかけ」になるとしている。
一方、7月には、世界食糧計画(WFP)が、今年は気候変動と新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)により食糧不足が74%増加したと報告している。