[北京 27日 ロイター] - 中国の首都北京は、冬季五輪開幕まで10日を切る中、新型コロナウイルスの感染リスクを抑えるため移動制限の対象地域を拡大した。ただ、27日に発表された同市の新規感染者数は減少した。
北京の豊台区は26日遅く、居住施設からの不要な外出を制限し、日々のコロナ検査を義務付ける地域を拡大すると発表した。
豊台区は北京における現在の感染拡大局面で他の区より多くの感染者が報告されており、一部の居住施設を既に封鎖している。
国家衛生委員会(NHC)の27日の発表によると、北京で26日に報告された有症状の国内感染者数は5人と、前日の14人から減少した。
一方、五輪組織委員会によると、大会関係者の26日の新規感染は23人。このうち8人は、選手や関係者が一般市民と接触するのを防ぐ「クローズド・ループ」と呼ばれるバブル内で確認された。