[北京 27日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会は27日、北朝鮮に接する東北部吉林省の国境付近で新型コロナウイルスの市中感染が確認されたと発表した。
衛生健康委員会の雷正竜氏は記者会見で、感染が国境付近から内陸部へ広がりつつあると説明した。
吉林省はロシアとも一部国境を接している。雷氏はどちらの国との国境地帯かや、感染者の数を明らかにしなかった。
同省では過去5日間、新規感染者が1日当たり一桁にとどまっている。このうちの多くは北朝鮮に近い場所で報告されている。数週間前に広範なロックダウン(都市封鎖)が解除された。