[ロンドン 6日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日、欧米などを中心に感染の報告が相次いでいるサル痘について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に相当するかを助言する緊急委員会を今月18日の週かそれ以前に再び招集すると発表した。
WHOによると、報告されているサル痘の感染者数は現在、58カ国で6000人超。テドロス氏はオンライン会見で「世界中に広がっているウイルスの規模と展開を引き続き懸念している」とし、検査不足のため報告されていない感染症例が多い可能性があると述べた。
感染者数の約80%は欧州という。
WHOは6月に1回目の緊急委を招集。委員会内でいくつかの異なる意見があったものの、最終的にはサル痘は現段階では「緊急事態」にはあたらないとの見解で一致していた。
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