[ロンドン 2日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)の調査によると、英国企業が計画する値上げ幅は2月に縮小したが、依然高水準だった。
調査は2月3日─17日に最高財務責任者(CFO)2462人に実施した。
今後1年の値上げ幅は5.4%。1月の5.8%を下回り、ロシアのウクライナ侵攻を受けエネルギー価格が高騰した2022年2月以降で最も鈍い伸びとなった。
今後1年の賃上げ幅は1月と同じく5.7%だった。
どちらの上げ幅も新型コロナウイルスのパンデミック前の平均の約2倍。
1年後のインフレ率の予想は5.9%、3年後は3.4%。英中銀は先月、来年後半までに2%の目標を下回ると予測している。
ベイリー中銀総裁は1日の講演で、さらなる利上げが必要かは不透明とし、賃金・物価圧力の評価次第になると述べた。