[26日 ロイター] - スイスの製薬大手ロシュは26日、第1・四半期の売上高が7%減少したと明らかにした。新型コロナウイルス治療薬や検査キットの需要が減少した。ただ、他の医薬品販売は好調で、売上高は予想ほど落ち込まなかった。
第1・四半期の売上高は153億スイスフラン(172億ドル)で、市場予想の148億スイスフランを上回った。
同社は第1・四半期と第3・四半期の決算を発表しない。
2023年通年の売上高と1株当たり利益は1桁台前半の減少率になるとの従来予想を維持した。
高齢者に多い眼の病気を治療する昨年承認された「バビースモ」の売上高は4億3200万フランとなり、医薬品部門の売上高の伸びを支えた。