[ワシントン 5日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は5日、米国で新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)対応を主導したワレンスキー所長が6月末で退任すると発表した。
世界保健機関(WHO)は同日、新型コロナウイルス感染症に関する「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を終了すると表明。米国では来週11日に新型コロナに関する国家緊急事態宣言が解除される。
ワレンスキー所長はバイデン大統領に充てた書簡で「新型コロナの公衆衛生上の緊急事態の終了は米国、公衆衛生、そしてCDC所長としての自分の在職期間にとり非常に大きな転換点になる」として辞意を伝えた。新型コロナ対応については「過去100年以上で最大の感染症から人々の命を救い、国と世界を守った」という認識を示した。
バイデン大統領は「ワレンスキー氏の公衆衛生への献身から皆が恩恵を受けた」と謝意を表明した。