主要な仮想通貨は火曜日軟調な動きだ。主なニュースとしてはデジタルトークンを開発している会社が仮想通貨の大きな下落トレンドの中で社員を解雇している点が挙げられる。
ビットコインはビットフィネックス取引所にて0.1%下落し3522ドル、Ethereumは0.6%の上昇となり92.8ドル。
XRP は1.5%の上昇となり0.3122ドル、ライトコインは0.1%上昇し24.81ドル。
ウォールストリートジャーナルが仮想通貨関連の企業は軒並み大きな下落相場の中で生き残るため従業員の解雇に乗り出していると報じている。
またワシントンジャーナルはブロックチェーンを開発するベンチャー企業ConsenSysは13%の従業員を削減し、またブロックチェーンを用いたSNSを開発しているSteemitは実に70%もの雇用を削減すると報じている。
ビットコインは直近で今年の最高値である17172ドルより80%以上も下落し、イーサリアムはその上を行く90%前後の大幅下落を記録している。仮想通貨の市場情報を提供しているコインマーケットキャップによれば、現在の仮想通貨の時価総額は、年初に比べ7分の1になっているとのこと。
「それが事実であるにせよ、私たちは小さな組織にならなければなりません」とConsenSysの創立者であるジョセフ・ルビン氏はウォールストリートジャーナルに述べている。
仮想通貨を推進してきたスタートアップが苦戦する中、一方でグローバル企業は事業で抱える課題を解決するためにブロックチェーン技術を利用しようと躍起になっている。
ユニセフは、ブロックチェーンアプリケーションのプロトタイプを1年以内にリリースする為、ブロックチェーン関連企業6社に10万ドルを投資すると発表している。
ユニセフ・イノベーション・プリンシパルは「ブロックチェーン技術はまだ初期段階です。この技術を活用し、いかにして良い世界を作り出すか、またはその場所を見つけるため、実験と失敗、学習を行います」と述べている。
他のニュースでは、カナダのアルバータ州は、先週金曜日にカナダの中小企業や非営利団体を支援する目的で、同国初の都市デジタル通貨であるカルガリー・デジタル・ドルを発行した。このトークンは地域で生み出されたトークンを地域間で循環させるために利用されるとのことだ。