仮想通貨を使った資金調達であるイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の今月前半の調達額は、約1億6000万ドル(約174億円)だった。ICOレーティングサービスのICOベンチがコインテレグラフに共有したレポートから明らかになった。このペースで行くと先月と比べて下落する見通しで、ICO市場が冷え込んでいることが数字上であらためて浮き彫りになった。
ICOベンチによると、今月前半の調達額は先月の約33%。半分ほどが一つの巨大プロジェクトによって調達されたという。プロジェクト数は150社以上で、先月を除けば過去数カ月と変わらない水準だとそうだ。ただ上場するICO数は減少傾向にあり、ICOの人気が低迷していることを示した。