EUとロシアで仮想通貨規制の動きがあったが、28日の仮想通貨は小幅高となっている。
日本時間午前12時4分の時点で、 ビットコイン は0.46%高で3815.8ドルとなっている。
イーサリアムは前日比0.77%高で135.81ドル、 XRPは0.39%高で0.3115ドルとなり、ライトコインは2.09%高で45.497となっている。
今週は仮想通貨は上昇基調であり、マーケットキャップは1300億ドルまで回復している。
また、EUやロシアで仮想通貨への規制の動きがあった。
27日、欧州証券市場監督局(ESMA)のSteeaven Maijoor議長は、「FinTech Conference 2019」の講演で以下のように仮想通貨規制の必要性を主張した。
「仮想通貨が金融商品として認められてない中で、我々は規制の不足によって消費者が重大なリスクにさらされることを懸念している」
「画一的なやり方では仮想通貨を法的に認めることができないということは明らかだろう」
Maijoor氏は、法定通貨と仮想通貨だけではなく、仮想通貨間でのアンチマネーロンダリングの要件を拡大する必要性を述べている。この他に、同氏はICOについても新規制を適用することを提案している。
一方で、ウラジミール・プーチン露大統領は、ロシア政府に今年の7月1日までに仮想通貨の規制を施行することを要求した。
大統領の公式ウェブサイトKremlin.ruに掲載された資料にこの詳細が記載されていた。仮想通貨市場発展のため連邦法を適用するように命じ、これには民法におけるデジタル決済や、デジタル資産に対する規制の枠組みなどが含まれる。
ロシアのポータルサイト・Ramblerによると、ロシア国家院は3月に仮想通貨に関する規制の見直しを行う計画をしているという。