ビットコインやその他主要仮想通貨は下落した。世界中の仮想通貨取引所が報告する全体の取引量に関するレポートが発表され、疑わしい報告が明らかになった。
日本時間午後0時20分時点で、ビットコインは0.11%安の3994.5ドルとなっている。昨日のように、4000ドルまで接近したがそれを上回ることは出来なかった。ほぼ1ヶ月の間で4000ドルを下回っている。
その他の主要仮想通貨においても大きな値動きは見られなかった。イーサリアムは0.53%安の137.75ドル、 XRPは0.39%安の0.31306ドル、ライトコインは0.91%安の59.101ドルとなっている。
「The Tie」が発表したレポートによると、仮想通貨取引所は取引量に関して非常疑わしい報告をしているとブルームバーグは報じた。レポートは、取引量を報告している上位100の仮想通貨取引所を対象とし、75%の取引所が推定される取引量の2倍以上の報告をしていると結論付けた。
同社は、バイナンス、コインベースPro、Gemini(ジェミニ)、クラーケンのデータを引用し、一人当たりの取引量を加重平均で計算した。その結果、59%の取引所が推定される取引量の10倍で報告していることが明らかになった。
ブルームバーグによると、規制当局は仮想通貨への需要をより大きく見せるために、取引所が虚偽の取引量を報告することを懸念しているという。
スイスのネット通販大手ディジテック・ギャラクサス(Digitec Galaxus)は19日、決済手段として仮想通貨の受け入れを開始したと発表した。ディジテック利用者は、ビットコイン、ビットキャッシュ、イーサリアム、リップル、ライトコインなどを用いて決済することが可能となる。しかし、200スイスフラン以上の買い物から対象となる。