米ヘッジファンド、ヌメライ(Numerai)は、同社プロジェクト「イレイザー」を立ち上げるため1100万ドル(約12億円)を調達した。同社が3月21日にツイッターで述べた。
ヌメライは、AI(人工知能)を使ったヘッジファンドで、イーサリアムのブロックチェーン上のトークン「ヌメライア(NMR)」を用いて取引されるサービス。ヌメライアは、AIベースの市場予測システムを構築するのに情報を提供する科学者にインセンティブとして与えられる。もし予測が外れれば、トークンを失い、当たればトークンを獲得する。
イレイサーは、ヌメライの分散型ユニット。今度はユーザーが自らの市場予測を投資ファンドにも販売できるようになるという。販売場所は、P2Pのインタープラネタリー・ファイルシステム(IPFS)公開ネットワークで、自分の仮想通貨ウォレットとダイレクトにつなげることができるという。