「フィニー(FINNEY)」は、シリン・ラボ(SIRIN LABS)による世界初の仮想通貨・ブロックチェーンスマートフォン。直販価格は999ドル(約11万1000円)だ。SIRIN LABSが目玉となるハードウェアウォレット部分を設計し、フォックスコン(鴻海科技集団)との連携のもと開発製造したとされる。
フィニーは、仮想通貨・ブロックチェーン対応という部分のみ大きく取り上げられがちだが、OSはアンドロイド8.1ベース、CPUが「Snapdragon 845」、メモリー容量は6GB。液晶ディスプレーのサイズは6インチと、いわゆる大画面スマホとして見るべき箇所が多いハイエンド製品でもある。ここでは、フィニー実機をもとに、アンドロイド端末およびハードウェアウォレットとしての特徴を探っていきたい。
「フィニー」(シリン・ラボ) |
999ドル(約11万1000円) |
ノッチ付き6インチ(18:9) IPS液晶(明るさ550cd/m2) |
1080×2160ピクセル(NTSC比95%) |
縦158×横74.6×厚さ9.3mm/約209g |
Android 8.1(Google certified)/SIRIN OS 3.01 |
6GB |
128GB(eMMC) |
マイクロSD(最大2TB対応) |
12メガピクセル(f1.8、視野角75度)、4K(60fps)動画撮影対応 |
8Mピクセル(f2.0、視野角74度) |
Qualcomm (NASDAQ:QCOM) Snapdragon 845 |
Adreno 630 |
USB 3.1 Type-C |
ステレオ |
IEEE11 a/b/g/n/ac 2×2 MIMO |
Bluetooth 5.0、NFC(A、B) |
A-GPS、GLONASS |
指紋認証など |
ナノSIM |
3260mAh(4Gネット接続時最大13時間駆動) |
23バンド(LTE CAT 12。3×CA) |
2インチ有機ELディスプレー(セーフスクリーン)搭載(タッチ対応、モノクロ)、解像度256×64ピクセル |