木曜日、仮想通貨の価格は低迷し、 ビットコインを始め、ここ数日の力強い上昇は失速している。仮想通貨全体の時価総額は約10億ドル減少しおよそ1,750億ドル。
ビットコインは今朝5,336.3ドルの高値を付けた後、上昇の勢いをそのまま逆転させ結局、17時時点では1%前後の変化を見せ5,083.0ドルとなっている。
一夜にして5000ドルの水準を超えて一気に前進したが、その後勢いを失った格好だ。
イーサリアムは2.18%減の164.9ドル、 XRPは1.52%減の0.3426ドル。
他の主要な仮想通貨とは異なり、 ライトコインは上昇を見せ、8.08%増の87.539ドル。ライトコインは過去1週間で77.78%の急上昇を見せ、主要な通貨の中でも最大の伸びを見せた。
ニュースとしては、米国証券取引委員会(SEC)が仮想通貨に関して2つの大きな動きが挙げられる。
一つ目は水曜日に、ICOで発行されたプライベートジェット会社TurnKeyジェットによる「TKJトークン」に対してノーアクションレターを発行した。
TKJトークンは米ドルと等価で固定され、プログラムのメンバーによってサービスに引き換えられる。
SECは、TKJトークンを監視しない理由について以下の点を強調した。
- トークンがすぐに使えること
- 航空券との交換にのみ利用されること
- TKJトークンの交換はTKJのウォレットにのみに限定され外部のウォレットからは切り離されること
これらの点などからトークンは証券とは見なされないとした。
Crypto market watchは、今回の訴訟は仮想通貨が証券で無いとみなされるケースのテンプレートになったと報じている。
二つ目の動きとしてSECは、特定の仮想通貨・トークンが有価証券と見なされるかどうかを判断するためのフレームワークを発表している。
「仮想通貨「投資契約」分析のためのフレームワーク」と名付けられたこのフレームワークは、全てを網羅しているものでは無く、また法的に正当性を保証するものではないが、ICOプロジェクトおよびトークン発行者・団体が連邦証券法によって規制されるか否かを判断する分析ツールになり得るだろう。