28日ビットコインと他の主要な仮想通貨は高値圏で取引されている。仮想通貨市場全体の時価総額は前日の2697億ドルから2739億ドルへ上昇している。
28日午後5時13分時点で、ビットコインは8705.1ドルを付けている。
続く買い相場で一時は1年ぶりの高値となる8893.1ドルを付け、9000ドル台をテストしている。なお今年140%以上、今月約70%の上昇となっている。
イーサリアムは0.93%高の268.90ドル、XRPは3.85%高の0.42458ドル、ライトコインは0.43%高の113.697ドルを付けている。
仮想通貨は市民権を獲得しつつある。仮想通貨の利便性を説くECB関係者も現れた。
ECB理事会メンバーのヴィタス・ヴァシリャウスカス氏は、中央銀行のデジタル通貨(CBDC)について、仮想通貨が交換媒体、支払手段、そして価値保存手段として機能しうると指摘している。またECBが発行する通貨としての質を反映する必要があるという。
ECBが扱う仮想通貨では、支払や証券決済がより効率的になり、取引相手の信用・流動性リスクを軽減しうると同氏は加えた。
「現金流通量が減少している国もある。これはいつの日か誰もが決済のために(仮想通貨の)アカウントを作る必要があることを意味しているのかもしれない。残念ながら、これは経済的排除レベルを上昇させうる」
他方、ヤフー(NASDAQ:AABA)が出資する仮想通貨取引所のTAOTAOが30日にサービスを開始する。
TAOTAOの現物取引は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)、証拠金取引はビットコイン、イーサリアム、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)とビットコインキャッシュが対象となる。
ヤフーは昨年4月、子会社のZコーポレーションを通じて、ビットアルゴ取引所東京の株式40%を取得すると発表した。