ビットコインが8000ドル以下で推移するなど、仮想通貨市場が続落している。
5日午後4時52分時点で、ビットコインは1.04%安の7810.9ドル。
先週に付けた9100ドルという高値から約15%下落し、調整局面に突入している。
XRPは1.53%安の0.40280ドル。
イーサリアムとライトコインは一時安値を付けたが現在はそれぞれ0.21%高、1.01%高を付けている。
4日、主要な仮想通貨が10%以上下落したことで仮想通貨市場は急落した。
原因は定かではないが、ビットコインを大量に保有する「クジラ」が売り抜けて下落した可能性があるという。
「クジラ」はその膨大なビットコイン保有量から相場に大きく影響を与えることで知られている。
他方、米SEC(証券取引委員会)は2017年に独自通貨「Kin」のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)を行なったKik社を未登録証券販売の容疑で起訴した。またリスク資産安を招く地政学的要素が暗号資産の追い風となっていた。
Kikは2017年にICOを行い総額1億ドルの資金調達に成功していた。これが有価証券的な特徴を持つにも関わらず、当局に登録申請を行わなかったことを問題視され起訴された。
またトランプ米大統領が対中国・メキシコに制裁関税を課したことで貿易摩擦が激化し、市場心理が悪化している。