10日の仮想通貨市場は軒並み下落しており、市場全体の時価総額は2456億ドルに減少している。
10日午後5時50分時点でビットコインは2.34%安の7718.7ドル。
8000ドル台まで回復するには地合いが悪く、現在は7600ドル付近を推移している。
イーサリアムは2.63%安の237.07ドル、XRPは4.66%安の0.39052ドル、ライトコインは117.253ドル。
仮想通貨に対する規制が世界規模で行われている。
G20財務大臣・中央銀行総裁会議は6月9日、金融安定理事会(FSB)や世界の標準化団体に対し、仮想通貨のリスクを監視するよう求める声明を発表した。
声明では「FSB主導の暗号資産規制や、その進展のレポート、そして日々暗号資産の潜在的なギャップに対する取り組みを歓迎する。我々はFSBと標準化団体に対し、(暗号資産に関する)リスクを監視するとともに、必要があれば諸国間の対応を検討することを要請する」と公表。
G20は暗号資産が世界的な金融システムの安定を現段階では脅かしていないとした。一方で、消費者や投資家の保護、マネーロンダリング防止、ならびにテロ資金調達リスクには注意を払う必要があるとした。
バンクーバー市長のケネディ・スチュワート氏は7日、マネーロンダリングのリスクがあるとしてビットコインのATM利用禁止を示唆した。
背景には法定通貨を仮想通貨に交換しマネーロンダリングを行ったとしてスペインで8人が逮捕されたという報道があった。