13日、ライトコインを除き主要な仮想通貨が反発している。
ビットコインは13日午後6時20分、1.83%高の8091.1ドルを付けている。
イーサリアムは4.33%高の258.44ドル、リップルは2.71%高の0.40296ドル。一方でライトコインは1.43%安の135.238ドルとなっている。
仮想通貨市場全体の時価総額は、昨日の2531億ドルから2611億ドルまで回復している。
金融活動作業部会(FATF)は、マネーロンダリングおよびテロ資金供与対策に関するFATF規制基準策定・見直しに取り組んでいる。FATFは21日、暗号資産の監督法を明示する解釈ノートとガイダンスを発表する。
解釈ノートとガイダンスでは、主要な仮想通貨取引所や資産管理者などに対し1000ドルまたは1000ユーロ以上の取引を行う顧客の情報収集が要求される。加えて資金の受取人に関する情報を収集し、受取人が利用するサービス提供者に共有することも求められる。
一方で、関係者は新しいガイドラインが逆効果となることを懸念している。
コインベースのジェフ・ホロヴィッツ最高コンプライアンス責任者は、
「この業界に銀行の規制を適用すると、より多くの人々が個人対個人の取引を行うようになる。その結果、法的処置の透明性が低下することが懸念される」と指摘している。