19日のビットコインをはじめ主要仮想通貨は軒並み上昇となっている。
午後5時21分の時点で、ビットコインは6.29%高で10548.8ドル、 イーサリアムは2.21%高で220.86ドル、 XRPは1.07%高で0.31697ドル、ライトコインは4.61%高で97.604ドルとなっている。
ビットコインの上昇の明確なファンダメンタルは定かではないが、米上院・下院の公聴会で2日間に渡るフェイスブックのリブラ計画の証言が、ビットコインの一般認知を高めるとともに、他の仮想通貨に比べて優位性を証明したからであると述べる者もいる。
一方で、米議会のパトリック・マクヘンリー議員(共和党)は17日に米経済番組CNBCに出演し、政府や規制当局を念頭に「ビットコインを殺す能力はどこにもない」と発言し、このこともビットコインの追い風となった。
同氏は「私は、ビットコインを殺す能力など何もないと考えている。たとえ中国で政府の検閲や介入があったとしても、ビットコインを殺すことはできない」とした。
また、マックヘンリー議員は、新しい仮想通貨はこれからビットコインの非中央集権システム・オープンアクセスネットワークにとってかわって台頭してくるという考えを示した。
同氏は「ビットコインのエッセンスは、フェイスブックや他の企業がこぞって真似しようとしている」と付け加えた。