[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所は28日、値上げを計画している国内企業の比率が7月に3カ月連続で低下したとし、インフレ率がピークに達した可能性が高いとの見方を示した。
IFOの予測部門トップ、ティモ・ボルマーショイザー氏は「物価は今後も上昇する可能性が高いが、上昇ペースは鈍化するだろう」とし、企業の価格見通しが消費者物価に反映されるまで通常数カ月かかると述べた、
「インフレ率は恐らくピークに達した。下半期は緩やかに低下するだろう」と述べた。
今後3カ月で値上げを計画している企業の比率を示す指数は7月に47.4で、6月の52.9、5月の57.8から低下した。
6月のドイツのインフレ率は前年比8.2%に小幅低下。ロイターがまとめた7月のインフレ率の予想は8.1%。