[上海 28日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)が28日発表した第3・四半期決算は、純利益が前年同期比350%増の57億2000万元(7億8875万ドル)だった。1─9月期では281%増の93億1000万元。幅広い品揃えが貢献した。
1─9月の販売台数は完全電動車とハイブリッド車(HV)合わせて250%増の120万台で、EV市場全体の110%増を上回る伸びだった。これに対し米大手テスラの中国販売は約31万8000台にとどまっている。
BYDは今年、ガソリン車から撤退。中央政府や地方政府のEV販売促進のさまざまな優遇策を他のどの競合他社よりも得られる立場にある。競合他社よりも品揃えが多く、大量販売もできていることで、1台当たりの生産コストも大きく低減できている。
同社には米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハサウェイが出資している。