[ニューヨーク 30日 ロイター] - JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーなどの米銀大手が30日、増配を発表した。
米連邦準備理事会(FRB)が28日に公表した2023年の銀行ストレステスト(健全性審査)で、米銀大手が深刻な景気低迷を乗り切るための資本を十分有していることが示され、全行が合格したことを受けた。
JPモルガンは四半期ごとの株式配当を第3・四半期の1株当たり1.00ドルから1.05ドルに引き上げる見通し。Wファーゴは0.30ドルから0.35ドルに引き上げると発表した。
ゴールドマン・サックスは2.50ドルから2.75ドルに、モルガン・スタンレーは現行の0.775ドルから0.85ドルに引き上げる。
シティグループは0.51ドルから0.53ドルに引き上げると発表。ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)は同行が第2・四半期に10億ドルの普通株を買い戻したとし、今後も四半期ごとに資本政策を評価する方針だと述べた。