Renju Jose Lewis Jackson
[シドニー 22日 ロイター] - オーストラリアにある米シェブロンの主要液化天然ガス(LNG)施設2カ所で2週間前から続けられているストライキについて、労組連合側が打ち切りを発表した。
シェブロンは21日、豪政府の労使裁定機関、公正労働委員会(FWC)が示した労組との合意に向けた条件を受け入れていた。
2施設は「ゴーゴン」と「ウィートストーン」で合わせて世界のLNG供給量の約7%を占める。
労組連合「オフショア・アライアンス」の広報担当は、シェブロンと労働協約の最終的な取りまとめを行うとし、ストが間もなく終結すると表明した。
労組によると、協約案には賃金や雇用保障などの「かなりの改善」が含まれているという。
FWCは22日の審問で、双方が協約の最終条件をまとめる間、4週間この問題の審議を延期するとした。
エネルギー・アナリストのソール・カボニック氏は、この協約により西オーストラリア沖でのほとんどの労働争議は終結する見込みだと述べた。