ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

第2四半期のタイGDP、前年比+2.3% 約5年ぶりの低い伸び

発行済 2019-08-19 15:16
© Reuters. 第2四半期のタイGDP、前年比+2.3% 約5年ぶりの低い伸び

[バンコク 19日 ロイター] - タイ国家経済社会開発庁(NESDB)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比2.3%増と、約5年ぶりの低い伸びとなった。

輸出が減少したことに加え、観光や内需も低迷した。

ロイターがまとめた市場予想は2.4%増だった。第1・四半期の実績は2.8%増。

第2・四半期のGDPは、季節調整済み前期比では0.6%増。市場予想の0.7%増を下回った。第1・四半期は1.0%増だった。

NESDBは2019年のGDP予想を2.7─3.2%増に下方修正した。5月時点の予想は3.3─3.8%増だった。

19年の輸出は1.2%減少すると予想。これまでは2.2%増を見込んでいた。

キャピタル・エコノミクスは、景気低迷が続き、19年成長率は2.5%、20年は3.0%になるとの見方を示した。

ノムラのCharnon Boonnuch氏は、財政出動や金融緩和策により、下期の成長率は3.4%と、上期の2.6%から加速するとの見通しを示した。

米中貿易戦争の影響や世界需要の冷え込みにより、東南アジア諸国の第2・四半期の前年比の経済成長率は、マレーシア以外は全て第1・四半期から鈍化した。

タイの第2・四半期の輸出は前年比4.2%減少した。2018年は7.5%増だった。

NESDBは、下期の経済成長について、政府の刺激策により、上期よりも堅調になるとの見方を示した。

第2・四半期の成長率は、観光業の低迷に加え、家計債務の増加を背景とした内需の伸び悩みに圧迫された。

第2・四半期の民間消費は前年比4.4%増加。民間投資も2.2%増加した。一方、公共部門消費は、3月の選挙後に政権発足が遅れたことから、1.1%増にとどまった。

© Reuters. 第2四半期のタイGDP、前年比+2.3% 約5年ぶりの低い伸び

外国人観光客は第2・四半期に前年比1.1%増加し、伸び率は前四半期の1.8%を下回った。

景気下振れリスクの高まりや落ち着いたインフレ率、通貨バーツ高により、エコノミストの大半は中銀が年内追加利下げを行うと予想。8月7日の会合で中銀は予想外の利下げを行った。次回の中銀政策会合は9月25日に予定されている。

※内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます