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サッカー=エリクソン氏、がんで「余命1年」 元イングランド監督

発行済 2024-01-12 10:59
更新済 2024-01-12 11:01
© Reuters. サッカーのイングランド代表などを率いたスベンゴラン・エリクソン氏が、すい臓がんであることを明らかにした。アブダビで2019年1月撮影(2024年 ロイター)

[11日 ロイター] - サッカーのイングランド代表などを率いたスベンゴラン・エリクソン氏(75)が、膵臓(すいぞう)がんであることを明らかにした。

エリクソン氏はスウェーデンのラジオ番組で「私が良くない病気を患っていることは分かるだろうし、それはがんだと思われているが、実際その通りだ。だが、私はできる限り長く闘わなければならない。長くても(余命は)1年、悪ければもっと短い」と明らかにした。

© Reuters. サッカーのイングランド代表などを率いたスベンゴラン・エリクソン氏が、すい臓がんであることを明らかにした。アブダビで2019年1月撮影(2024年 ロイター)

さらに「自分の脳をだまさないといけない。四六時中、そのことを考えて、家でじっとして惨めな気持ちになり、自分は不幸だと考えてしまうかもしれない」と病気について考えないようにしていると語り、「大きな痛みはない。だが、進行を遅らせることはできても手術はできないと診断された」と説明した。

母国スウェーデンのクラブで指導者キャリアをスタートさせたエリクソン氏は、1982年から84年にかけてベンフィカ(ポルトガル)で大きな成功を収め、その後はローマ、サンプドリア、ラツィオ(全てイタリア)でもタイトルを獲得。2001年にイングランド初の外国人監督に就任した。

同代表では02年と06年ワールドカップ(W杯)でベスト8の成績を残し、04年欧州選手権(ユーロ)で8強入り。就任期間に喫した黒星はわずか5試合のみだった。

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