15日の日経平均は続落。
93.84円安の17147.11円(出来高概算24億4000万株)で取引を終えた。
米株高と原油相場の落ち着きを受けてシカゴ先物にさや寄せする格好からのギャップ・アップで始まり、17500円を回復して始まった。
しかし、寄り付き直後につけた17597.87円を高値に、じりじりと上げ幅を縮める中、中国上海指数が再び節目の3000を下回ってきたこともあり、下げに転じていた。
東証1部の騰落銘柄は、朝方は値上がり数が1700を超えていたが、大引けでは値下がり数が1100を超えて過半数を占めていた。
セクターでは空運、陸運、小売、電力ガス、倉庫運輸が上昇。
半面、保険、証券、水産農林、輸送用機器、電気機器などが冴えない。
週末要因から積極的な参加者が限られるなか、上海や為替の動きなどを受けて先物主導のインデックス売買に振らされた格好だったように映る。
なお、14日(現地)、ロサンゼルスでアカデミー賞の候補作が発表され、長編アニメ部門の候補にスタジオジブリ作品の「思い出のマーニー」が選ばれた。
きょう15日には映画「天空の城ラピュタ」が放送される。
2週連続でジブリ作品が放送されるが、為替市場や米国市場では、「ジブリの法則」といったアノマリーが意識される。
これまでは米雇用統計の発表と重なっていたため、市場反応がみられていた。
今回は雇用統計のタイミングではないが、「ジブリの法則」による、為替市場や米国市場、そして週明けの日本株市場の波乱への警戒も意識されていたのかもしれない。