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日経平均は続伸、こう着も大引けにかけてのインデックス買い意識

発行済 2017-11-02 12:10
更新済 2017-11-02 12:33
日経平均は続伸、こう着も大引けにかけてのインデックス買い意識
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 日経平均は続伸。
38.22円高の22458.30円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引を終えている。
1日の米国市場は、10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容となり、買いが先行。
ただし、ハイテク企業の決算を控え、利益確定の流れからナスダックは反落となった。
まちまちの展開だったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の22530円。
円相場は1ドル114円10銭辺りと、円安に振れて推移するなか、日経平均は22500円に乗せて始まった。


 ただし、寄付き直後につけた22527.07円を高値に、やや利食いの動きもみられており、一時下げに転じる場面もみられている。
とはいえ、押し目買い意欲も強く、早い段階でプラス圏を回復すると、底堅い値動きをみせている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、過半数を占めている。
セクターでは鉱業、非鉄金属、海運、輸送用機器、卸売、石油石炭が上昇。
一方で、その他製品、倉庫運輸、陸運、空運が小安い。


 日経平均は前日終値を挟んでのこう着となっている。
節目の22500円を回復したほか、連休を前に利益確定の売りも出やすいところであろう。
日経平均はホンダ (T:7267)、ファナック (T:6954)、KDDI (T:9433)、ソニー (T:6758)がけん引し、ヤマハ (T:7951)、日本ハム (T:2282)、ソフトバンクG (T:9984)の下落影響を吸収している格好。
インデックスに絡んだ売買が中心であり、個人主体の中小型株については、マザーズ、JASDAQがいずれも下げており、週末モードとなっている。


 引き続きこう着感の強い相場展開となろうが、先高観が強いなかで、明日の祝日分の資金が前倒しで入ることも考えられる。
そのため、大引けにかけてのインデックス買いによる上昇も意識されるところであろう。

(村瀬智一)

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