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買い一巡後は次第に中小型株へシフトか

発行済 2016-07-01 08:30
更新済 2016-07-01 08:33
買い一巡後は次第に中小型株へシフトか
 1日の日本株市場は買い先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。
6月30日の欧米市場は、欧州中央銀行(ECB)が債券購入のルール緩和を検討との報道が材料視されて上昇。
欧州市場は全般堅調だったほか、NYダウは3日連続で200ドルを超す上昇となった。
シカゴ日経225先物は大阪比230円高の15740円となり、朝方はこれにさや寄せする格好から始まろう。
 ただし、シカゴ先物の水準は前日の高値水準であり、大引け間際に急速に上げ幅を縮めた部分の修正にとどまろう。
また、自動車や銀行セクターの戻りをみても、買い一巡後は上げ幅を縮める格好となっており、上値追いの動きはみられていない。
週末要因からオーバーウィークのポジションを取る向きも限られる。
週明けの米国市場は独立記念日の祝日で休場になるため、海外勢のフローも期待しづらいところ。
 また、本日は日銀短観が発表される。
大企業製造業DIは前回3月調査でプラス6に悪化し、異次元緩和直後の13年6月以来の低水準となった。
予想はプラス4と小幅に悪化する見込み。
先行きについては前回同様プラス3と見込まれている。
予想以上に悪化した場合、7月追加金融緩和への期待感につながる可能性はありそうだが、押し目拾いにとどまろう。
 物色の流れとしては、インデックスに絡んだ商いに振らされるなか、次第に新興市場の中小型株へ流れやすいだろう。
また、ブロックチェーン推進協会(BCCC)は、日本国内のブロックチェーンを活用するエンジニアや、ブロックチェーン導入を検討する金融機関や企業担当者への教育カリキュラムとして、「ブロックチェーン大学校」を開校することを30日の記者会見で発表。
フィンテック関連等への手掛かり材料になりそうだ。

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