20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・当然の上げ一服、需給環境は悪くない
・ドル・円は105円96銭付近、ドル下げ渋り、105円台では押し目買いも
・東洋紡、三菱重工など3社の目標株価変更
■当然の上げ一服、需給環境は悪くない
日経平均は反落。
120.41円安の16602.90円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。
欧米市場が小動きで推移するなか、足元の急ピッチの上昇に対する利益確定の流れが先行した。
また、「ポケモノミクス」相場をけん引し、過去最大の売買代金を記録していた任天堂 (T:7974)が上げ一服となったことも、いったん利食いのムードに向かわせた。
もっとも、底堅さは意識されており、日経平均は売り先行後は16600円処でのこう着をみせている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。
規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落。
セクターでは陸運、建設、不動産、情報通信が小じっかり。
半面、その他製品、鉄鋼、証券、海運、銀行がさえない。
日経平均は7営業日ぶりに反落となっているが、5日線を上回って推移しているほか、一目均衡表では雲上限が支持線として意識されている。
売買代金トップの任天堂 (T:7974)は12%超の下落となっているが、株価は短期間で2倍に上昇しており、当然の一服といったところ。
米運用会社キャピタル・リサーチが6月末段階で2400万株近く保有していたが、株価9000円換算で2160億円が、昨日の高値換算で7848億円に膨れており、利益確定も当然といったところであろう。
日本でのローンチが待たれ、材料出尽くしと見る向きもあろうが、まだ世界30ヵ国程度のローンチであり、これから更に注目度が高まろう。
また、任天堂が一服となる半面、ソフトバンクグ (T:9984)、LINE (T:3938)がリバウンドをみせており、需給環境は悪くないだろう。
円相場も一時105円台をつける場面もみられたが、株式市場の底堅い流れから、一方向の円高には振れづらいとみられる。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は105円96銭付近、ドル下げ渋り、105円台では押し目買いも
20日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開となった。
日本株の弱含みでドルは売られやすいが、105円台では押し目買いが観測された。
ドル・円は、朝方106円26銭を付けた後、日経平均株価が安寄りし下げ幅を100円超に拡大したことで、ドルは一時105円83銭まで下落。
ただ、106円を割り込むと押し目買いが観測され、105円90銭付近で下げ渋る値動きが続いた。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが継続しているため、ドルは午後の取引でも冴えない値動きとなりそうだ。
ただ、足元では下値は堅くアジア市場で大きく値を下げる展開は想定しにくい。
日経平均が下げ幅を縮小すればドルは106円台を維持する見通し。
ここまでドル・円は105円83銭から106円26銭、ユーロ・ドルは1.1003ドルから1.1022ドル、ユーロ・円は116円54銭から117円09銭で推移した。
12時20分時点のドル・円は105円96銭、ユーロ・円は116円69銭、ポンド・円は138円64銭、豪ドル・円は81円34銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・東洋紡 (T:3101)、三菱重工 (T:7011)など3社の目標株価変更
・値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、1銘柄で日経平均を約25円押し下げ
・値上がり寄与トップはKDDI (T:9433)、2位ソフトバンクG (T:9984)と通信大手がランクイン
・IMF副専務理事
「南アは成長加速に不可欠な改革を汚職が阻害」
・エボラブルA (T:6191)、シライ電子 {{|0:}}、サノヤスHD (T:7022)などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
☆後場の注目スケジュール☆
・特になし
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・当然の上げ一服、需給環境は悪くない
・ドル・円は105円96銭付近、ドル下げ渋り、105円台では押し目買いも
・東洋紡、三菱重工など3社の目標株価変更
■当然の上げ一服、需給環境は悪くない
日経平均は反落。
120.41円安の16602.90円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。
欧米市場が小動きで推移するなか、足元の急ピッチの上昇に対する利益確定の流れが先行した。
また、「ポケモノミクス」相場をけん引し、過去最大の売買代金を記録していた任天堂 (T:7974)が上げ一服となったことも、いったん利食いのムードに向かわせた。
もっとも、底堅さは意識されており、日経平均は売り先行後は16600円処でのこう着をみせている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。
規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下落。
セクターでは陸運、建設、不動産、情報通信が小じっかり。
半面、その他製品、鉄鋼、証券、海運、銀行がさえない。
日経平均は7営業日ぶりに反落となっているが、5日線を上回って推移しているほか、一目均衡表では雲上限が支持線として意識されている。
売買代金トップの任天堂 (T:7974)は12%超の下落となっているが、株価は短期間で2倍に上昇しており、当然の一服といったところ。
米運用会社キャピタル・リサーチが6月末段階で2400万株近く保有していたが、株価9000円換算で2160億円が、昨日の高値換算で7848億円に膨れており、利益確定も当然といったところであろう。
日本でのローンチが待たれ、材料出尽くしと見る向きもあろうが、まだ世界30ヵ国程度のローンチであり、これから更に注目度が高まろう。
また、任天堂が一服となる半面、ソフトバンクグ (T:9984)、LINE (T:3938)がリバウンドをみせており、需給環境は悪くないだろう。
円相場も一時105円台をつける場面もみられたが、株式市場の底堅い流れから、一方向の円高には振れづらいとみられる。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は105円96銭付近、ドル下げ渋り、105円台では押し目買いも
20日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開となった。
日本株の弱含みでドルは売られやすいが、105円台では押し目買いが観測された。
ドル・円は、朝方106円26銭を付けた後、日経平均株価が安寄りし下げ幅を100円超に拡大したことで、ドルは一時105円83銭まで下落。
ただ、106円を割り込むと押し目買いが観測され、105円90銭付近で下げ渋る値動きが続いた。
ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが継続しているため、ドルは午後の取引でも冴えない値動きとなりそうだ。
ただ、足元では下値は堅くアジア市場で大きく値を下げる展開は想定しにくい。
日経平均が下げ幅を縮小すればドルは106円台を維持する見通し。
ここまでドル・円は105円83銭から106円26銭、ユーロ・ドルは1.1003ドルから1.1022ドル、ユーロ・円は116円54銭から117円09銭で推移した。
12時20分時点のドル・円は105円96銭、ユーロ・円は116円69銭、ポンド・円は138円64銭、豪ドル・円は81円34銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・東洋紡 (T:3101)、三菱重工 (T:7011)など3社の目標株価変更
・値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、1銘柄で日経平均を約25円押し下げ
・値上がり寄与トップはKDDI (T:9433)、2位ソフトバンクG (T:9984)と通信大手がランクイン
・IMF副専務理事
「南アは成長加速に不可欠な改革を汚職が阻害」
・エボラブルA (T:6191)、シライ電子 {{|0:}}、サノヤスHD (T:7022)などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
☆後場の注目スケジュール☆
・特になし
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