【小幅高となる】16850-16950円のレンジを想定=村瀬 智一
31日のNY市場は下落。
ADP雇用統計が予想を上振れたことで利上げ観測の拡大が意識され売りが先行。
原油相場の下落も嫌気され、下げ幅を拡大した。
2日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。
ダウ平均は53.42ドル安の18400.88、ナスダックは9.77ポイント安の5213.22。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の16910円。
シカゴ先物にさや寄せする格好から、底堅い相場展開が見込まれる。
円相場は1ドル103円40銭辺りと円安に振れて推移していることも安心感につながる。
ただ、雇用統計を週末に控えていることもあり、大きなトレンドは出難いだろう。
ボリンジャーバンドでは+1σに突破し、+2σとのレンジに移行。
一目均表では転換線を支持線としたリバウンドとなり、遅行スパンは上方シグナルを固めてきている。
価格帯別出来高では商いの積み上がっている16600-16800円のレンジを突破してきている。
パラボリックではSAR値にタッチしており、陽転シグナルを発生させている。
週足ベースの一目均衡表は雲下限に接近してきており、遅行スパンについても上方シグナル発生が近づいている。
16850-16950円のレンジを想定する。