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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:中国のガソリン車廃止は新産業革命につながる

発行済 2017-09-13 18:15
更新済 2017-09-13 18:33
【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:中国のガソリン車廃止は新産業革命につながる
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。


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※2017年9月13日9時に執筆

日本時間で13日早朝に取り引きを終えたNY株式市場が約1ヶ月ぶりに史上最高値を更新した。
地政学リスクに揺さぶられ続ける東京株式市場とはまさに雲泥の差の相場つきだ。


それにしても、昨日の一部新聞報道にあった「中国、ガソリン車廃止」の記事には驚かされた。
欧州では一部の国が2040年までに同様の取り組みを行うとされているが中国となればニュースバリューは俄然高まる。
株式市場にとっては格好の物色材料を提供してくれるネタである。


中国政府は世界最大級の自動車生産地であり消費地なのに、国内自動車産業が海外勢の下請け・組立工場に甘んじるのを何とか転換したいのだろう。
化石燃料系エンジンの加工製造技術は日米欧自動車メーカーに一日の長がある。
優秀な部品の寄せ集めで成功したスマートフォン産業のように簡単にはいかない。


中国の社会問題でもある最悪の環境汚染の元凶である排ガス問題と絡めれば国内産業の振興が狙いだとしても海外から横やりは入りにくい。
これまで電気自動車ビジネスに本腰を入れてこなかったガソリンエンジン車メーカーはその優位性を一気に失い新興国メーカーと同じスタ−トラインに立つことを余儀なくされる。


いよいよ世界の経済を押えてきた石油メジャーと産油国はふんぞり返っていられなくなる。
発電サイクルに自然エネルギー産業が入り込むなら波及効果は広範囲に広がるかもしれない。
私たち個人投資家にとっても、久々に新聞記事にゾクゾクとさせられた買い材料の出現ではないだろうか。


自動車産業の裾野は広く、素材から精密部品、加工業、整備、インテリアまで巨大な業種を巻き込む。
ビックウェーブが押し寄せる前に種をまきたい。
以下にその候補をピックアップしてみた。


モリテック (T:5986)・・・電気自動車向け充電スタンドを手がける。
中国市場がガソリン車廃止となれば途方も無い需要となるはず。
業績は横ばいだが株価は400円台半ばと買い易さ勝りそうだ。


安永 (T:7271)・・・ハイブリットカーとリチウムイオン電池技術を囃して急騰している。
自動車用電池関連株として関連ニュースが飛び出すたびに物色の矛先が向かいそうだ。


戸田工業 (T:4100)・・・リチウムイオン電池正極材メーカー。
業績悪が続き株価は低迷していたが過去の電池相場の折には毎度人気化してきた。
2018年3月期は黒字転換予想。


GSユアサ (T:6674)・・・自動車バッテリー大手。
値動きはやや重いが電池関連が物色される時は指標株として株価ボードに置いておきたい。


執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記

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