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ユーロ週間見通し:底堅い展開か、ユーロ圏の金利先高観は後退せず

発行済 2017-11-18 16:14
更新済 2017-11-18 16:33
ユーロ週間見通し:底堅い展開か、ユーロ圏の金利先高観は後退せず
■ドイツ経済の成長加速で買い強まる

先週のユーロ・ドルは上昇。
ドイツの成長加速を受けて、欧州中央銀行(ECB)の緩和縮小ペースが加速するとの思惑が広がったことが要因。
米国の年内の税制改革実現に対する懐疑的な見方が寝強いこともユーロ高を促す一因となった。
取引レンジ:1.1638ドル-1.1861ドル。


■底堅い展開か、ECB議事要旨が手掛かり材料に

今週のユーロ・ドルは底堅い展開か。
23日公表の欧州中銀(ECB)理事会(10月26日開催分)で量的緩和策の早期縮小への思惑が広がれば、1.18ドルを継続的に上回る可能性が高まる。
米連邦準備制度理事会(FRB)による金利正常化の推進はドル買い材料となるが、米上院での税制改革法案審議は難航が予想されており、積極的なドル買いは手控えられる見通し。
予想レンジ:1.1700ドル−1.1900ドル。


■もみ合い、ドル・円の相場動向を意識した取引に

先週のユーロ・円はもみ合い。
ドイツの7-9月期GDP速報値は市場予想を上回り、中央銀行(ECB)の緩和縮小ペースが加速するとの思惑が台頭したことから、ユーロ買い・円売りが優勢となる場面があった。
しかしながら、米国株安を嫌気したドル売り・円買いが活発となった関係でユーロの対円レートは伸び悩んだ。
取引レンジ:131円93銭-133円89銭。


■底堅い展開か、ユーロ圏の金利先高観は後退せず

今週のユーロ・円は底堅い動きとなりそうだ。
欧州中央銀行(ECB)による金利正常化への期待は根強く、23日公表の欧州中銀(ECB)理事会議事要旨が注目される。
経済やインフレについて強気な見解が示された場合、ユーロ買いが優勢となりそうだ。


○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・22日:11月消費者信頼感速報(予想:-1.0、10月:-1.0)
・23日:11月マークイットユーロ圏総合PMI(予想:55.8、10月:56.0)

予想レンジ:131円00銭-134円00銭


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