先月のイギリスサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は好調であったと、水曜日に民間調査会社・マークイット社によって発表された。
8月のPMIは、53.9と予想されていたが、54.3と予想を上回った。
前月は53.5であった。
マークイット社によると、サービス業の活動が活発になっているにもかかわらず、ビジネス楽観指数は5ヶ月連続で低水準である。
また、投入原価のインフレは、燃料や賃金の圧力により加速されていると伝えられた。
IHS マークイットの主席ビジネスエコノミストおChris Willamson氏は、製造業や建築業セクターの残念な結果の後で、歓迎すべきニュースだったと述べた。
「この指標は、第3四半期で経済が0.4%の拡大する軌道に乗っているということだ。これは比較的堅調なレートでの拡大であり、今月イングランド銀行が利上げした後で安堵させる数字だろう」
しかしWilliamson氏は、イギリス経済は成長を支えるために金融などのサービス業に頼るようになっているという事実を強調した。
同氏は「ビジネスの見通しは低く、すべてのセクターにおいてイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票以来の最低水準であり、これはEU離脱(ブレクジット)交渉を反映したものだろう」と述べた。
「成長の不均衡な性質と、ビジネスを取り巻く景気の鈍化を考慮すると、直近の見通しはよくないだろうと」とWilliamson氏は結論づけた。