大胆な仮想通貨価格予想で知られる米ファンドストラット社代表トム・リー氏が28日、コインテレグラフ社が後援するカンファレンス「ブロックショーアジア2018」の講演において、現在の弱気市場は仮想通貨に参入する「絶好のチャンス」だと語った。
リー氏は講演の中で、最近の仮想通貨市場の下落の背景にある3つの主要因を挙げた。
1. 物議を醸しているビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク
2. イニシャル・コイン・オファリング(ICO)で集めた資金を投資家に返却させるという米証券取引委員会(SEC)の規制措置
3. グローバル規模で起きている株式相場等の下落(10~11月におよそ10%下落)
一方でリー氏は仮想通貨に対する強気の見通しを崩していない。
現在の状況について「(仮想通貨の)価格調整が進行中で、200日標準移動平均線をも下回った。
しかし時間がたてば再び上昇していくだろう。
3か月や1年ではなく2~3年後にそうなるだろう。
だから今こそが仮想通貨に投資する絶好のチャンスだ。
そしてビットコインが200日線を超えたら大量の資金が流入してくるのは目に見えている」
さらに「投資リターン率が7%を上回るのは通常弱気相場で買ったときだけだ。
ビットコインは短期的には下落余地があるかもしれないが、仮想通貨はまだ黎明期。
新たな資産クラスになりつつある」と考察した。
リー氏にとって強気の根拠は仮想通貨普及率の伸びしろだ。
現在、ユーザーが仮想通貨を保管する口座にあたる「ウォレット」の数は世界中でも5000万にとどまる。
一方でネット上の決済サービス「ペイパル」におけるユーザーの口座数は227万件、大手クレジットカード会社ビザやマスターカードは46億口座と巨大だ。
ビットコイン等の仮想通貨が今後普及していくとSNSのようにネットワーク効果を見込めることから、ビットコインは今後10年で1コイン当たり1000万ドル(約11億円)相当になる可能性もある、とリー氏は語る。
リー氏は来年のビットコイン価格見通しについて具体的な数字を示すことは拒んだが「劇的に高騰していく」とコメント。
マイクロソフトやスターバックスといった大企業や機関投資家の参入が材料になるという。
コインテレグラフが後援する「ブロックショーアジア2018」は今週28~29日にシンガポールで開催されている。
(記事提供:コインテレグラフ日本版)
コインテレグラフ日本版は世界中で読まれている仮想通貨ニュースメディア大手「Cointelegraph」の日本語版です。
新聞社やTV局出身者で構成される編集部が海外チームと連携しながら、仮想通貨相場を動かすニュースを発信し続けています。
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リー氏は講演の中で、最近の仮想通貨市場の下落の背景にある3つの主要因を挙げた。
1. 物議を醸しているビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク
2. イニシャル・コイン・オファリング(ICO)で集めた資金を投資家に返却させるという米証券取引委員会(SEC)の規制措置
3. グローバル規模で起きている株式相場等の下落(10~11月におよそ10%下落)
一方でリー氏は仮想通貨に対する強気の見通しを崩していない。
現在の状況について「(仮想通貨の)価格調整が進行中で、200日標準移動平均線をも下回った。
しかし時間がたてば再び上昇していくだろう。
3か月や1年ではなく2~3年後にそうなるだろう。
だから今こそが仮想通貨に投資する絶好のチャンスだ。
そしてビットコインが200日線を超えたら大量の資金が流入してくるのは目に見えている」
さらに「投資リターン率が7%を上回るのは通常弱気相場で買ったときだけだ。
ビットコインは短期的には下落余地があるかもしれないが、仮想通貨はまだ黎明期。
新たな資産クラスになりつつある」と考察した。
リー氏にとって強気の根拠は仮想通貨普及率の伸びしろだ。
現在、ユーザーが仮想通貨を保管する口座にあたる「ウォレット」の数は世界中でも5000万にとどまる。
一方でネット上の決済サービス「ペイパル」におけるユーザーの口座数は227万件、大手クレジットカード会社ビザやマスターカードは46億口座と巨大だ。
ビットコイン等の仮想通貨が今後普及していくとSNSのようにネットワーク効果を見込めることから、ビットコインは今後10年で1コイン当たり1000万ドル(約11億円)相当になる可能性もある、とリー氏は語る。
リー氏は来年のビットコイン価格見通しについて具体的な数字を示すことは拒んだが「劇的に高騰していく」とコメント。
マイクロソフトやスターバックスといった大企業や機関投資家の参入が材料になるという。
コインテレグラフが後援する「ブロックショーアジア2018」は今週28~29日にシンガポールで開催されている。
(記事提供:コインテレグラフ日本版)
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