アジア時間木曜日の中国国家統計局の発表によると、11月中国の工業利益が前年度に比べ1.8%下がり5948億元であった。これは2015年12月以来初めての減少である。
中国工業利益は1月~10月前年同期比で13.6%の増加であったが、今回で1.8%下がり11.8%となっている。
国家統計局のHe ping氏は、売上と生産者物価指数の成長の鈍化、コスト上昇によって企業利益が減少した、と述べた。
また、最近では米中の貿易戦争にいくらか進展があるように見えるものの、貿易戦争による緊張感が中国の製造業に圧力となっていた、とアナリストは語る。
ブルームバーグは、関係者2人の証言を引用して、米政府代表団が1月7日からの週に中国当局との通商協議を行うことを報じた。
ブルームバーグによると、ゲリッシュ米通商代表部(USTR)次席代表が同代表団のトップを務め、マルパス財務次官(国際問題担当)も参加するとのこと。
このニュースは、米国と中国が今月初めに2000億ドル分の中国製品に対する関税引き上げを3月1日まで延期することを合意した後の貿易交渉の進展を示している。