経済産業省が発表する12月の全産業活動指数は105.8と予想を下回る前月比-0.4%となった。
産業別にみると、第3次産業活動指数が前月比-0.3%、建設業活動指数が同-2.1%、鉱工業生産指数が 同-0.1%の低下だった。
建設業は公共・土木、公共・建築、民間・土木が大きく低下した。
先日発表された第3次産業活動指数では、生活娯楽関連サービス、卸売業、不動産業などが低下。不動産業は首都圏のマンション販売の不振が響いた。一方で冬物衣料販売の好調さが寄与した織物・衣服・身の回り品小売業など小売業は7業種中6業種が上昇していた。
全産業活動指数は2カ月連続の低下となっている。ちなみに午前に発表された2月PMIは48.5と50を下回った。これは約2年半ぶりであり経済見通しが厳しくなってきていることを示している。