1348GM 19日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
20日終値 前営業日終値
株 FT100 5420.80(‐92.34) 5513.14
クセトラDAX 5851.53(‐124.95) 5976.48
金 現物午後値決め 1120.25 1133.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.325 (+0.000) 0.287(0.290)
独連邦債2年物 1.134(1.192)
独連邦債10年物(3月限) 123.01 (+0.53) 3.220(3.271)
独連邦債30年物 4.010(4.026)
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<為替> ドルがユーロに対して上昇。この日発表された米指標は強弱まちまちの内容
となった。
12月の住宅着工件数は予想外に減少した一方、着工許可件数は予想以上に増加。また、
12月の卸売物価指数は予想が変わらずだったのに対し、上昇した。
アナリストは、特に住宅着工統計がドルを支援したと指摘した。
<株式> ロンドン株式市場は反落し3週間ぶり安値で引けた。米銀大手2行のさえな
い決算や中国当局の金融引き締めを示唆する一段の動きが銀行や商品(コモディティ)株
を圧迫した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は2009年12月31日以来の安値で引けた。
バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
た第4・四半期決算が金融危機の痛手が長引いているとの懸念を強め、銀行株に売りが出
た。
HSBC
ート)銀行
イズ・バンキング・グループ
バンカメはローン関連損失や不良資産救済プログラム(TARP)資金の返済が響き、
予想を上回る赤字となった。モルガン・スタンレーも黒字に転換したものの、利益が予想
を下回った。
鉱山株も軟調。中国の銀行当局が、国内銀行の融資が年明けに急増したことを受け、一
部大手行に過剰融資への懲罰措置として預金準備率の引き上げを命じたことや、主要非鉄
金属価格の下落が背景となった。
リオ・ティント
リカン
った。
原油相場の下落に追随しエネルギー株も売り優勢となった。タロー・オイル
ケアン・エナジー
BP
個別株ではインペリアル・タバコ
19日に米マサチューセッツ州で実施された連邦上院議員補欠選挙で共和党候補が勝利
し、上院での民主党議席数が共和党の議事妨害を回避できる60を割り込む結果となった
ことが医薬品株を支援。JPモルガンの投資判断引き上げも好材料となり、医薬品のシャ
イア
アストラぜネカ
0.5%安、0.1%安で引けた。
欧州株式市場は反落。米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
スタンレー
背景に銀行株に売りが出た。中国の需要をめぐる懸念から鉱山株も軟調となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は16.50ポイント(1.54%)
安の1052.53で終了。一時2週間ぶりの安値となる1048.96をつけた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は70.22ポイント(2.35%)安
の2914.60。
銀行株はスタンダード・チャータード C.L>、ロイズ・バンキング・グループ ェネラル 3.6%下落した。 ギリシャの銀行は同国経済への懸念を背景に売りが目立った。ピラエウスバンク AT>は6.9%、ギリシャ・ナショナルバンク この日発表された12月の米住宅着工件数が予想外に減少したこともセンチメントを悪 化させた。 鉱山株も圧迫された。中国の金融政策引き締めに対する懸念を背景に金属価格が下落し た。 アングロ・アメリカン ル・リソーシズ 個別銘柄ではオランダのASML 予想を上回った。 <ユーロ圏債券> ギリシャ国債の利回りが大幅上昇。同国の財政見通しをめぐる懸念 を背景に、ユーロ加盟以来の最高水準をつけた。これを受け、ギリシャ国債と独連邦債と の利回り格差は過去最高水準に拡大した。 ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相はこの日、個人向け国債発行を含むあらゆる借 り入れの選択肢を検討していることを明らかにした。 同国の財政赤字をめぐる懸念が高まるなか、独連邦債を買って他のユーロ圏国債を売る 動きが目立った。 カリヨンの欧州債券戦略部門代表デビッド・キーブル氏は、独連邦債以外のユーロ圏国 債が全般的に売り込まれているとし「ギリシャ国債だけではない」と指摘した。 ギリシャの10年債利回りは一時6.328%と2000年以来の最高水準をつけた。 独連邦債との利回り格差は309ベーシスポイント(bp)と過去最高水準に拡大。また、 ギリシャのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は347bpと過去最高水準 を更新した。債務1000万ユーロに対する保証料1000ユーロに相当する。 市場関係筋によると、iTraxxSovX西欧指数(西欧諸国のソブリン債CDSで 構成)は82.75bpと過去最高水準に上昇した。 スペイン国債と独連邦債の利回り格差は2009年7月中旬以来の水準に拡大。ポルト ガル国債と独連邦債の利回り格差も拡大した。 独連邦債先物は56ティック高、清算値は123.04だった。一時は4週間ぶり高値 の123.12をつけた。 独連邦債10年物 ユーロ圏内の国債利回り格差が広がったことで、一部投資家はギリシャなどの国債を買 い戻す水準を見極めようとしている。 前出のキーブル氏は「エントリーポイントに近づきつつあるが、誰もが最初に買いを入 れたくはなく、3番目・4番目になるのことも望んでいない。ギリシャ国債が値を戻すと すれば、一気に大幅に戻すとみられている」と述べた。 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のアナリストは、ギリシャ国債と 独連邦債の利回り格差が300─325bpとなれば投資妙味が出てくるとの見方を示し た。 独連邦債2年物の入札ではおう盛な需要が見られた。アナリストは商業銀行からの質へ の需要だと説明した。 [東京 21日 ロイター]