[ローマ 6日 ロイター] - イタリアのサルビーニ副首相は6日、減税と景気刺激策実施の余地を確保するために、政府は財政赤字の対国内総生産(GDP)比率の来年の目標を引き下げるべきではないとの考えを示した。
連立政権の一角を構成する「同盟」を率いるサルビーニ氏は「イタリア国民を本当の意味で支援したければ、(赤字の対GDP比率を)2%以下に引き下げるべきではないのは明白だ」と述べた。
イタリア政府は7月、欧州連合(EU)の財政赤字是正手続きの発動を回避するために、EUの執行機関である欧州委員会との協議の結果、19年の財政赤字の対GDP比率を2.4%から2.04%に引き下げた。政府は20年については4月時点で2.1%としていたが、7月の改正時には20年目標については言及していなかった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20190806T211516+0000