[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州委員会が発表した10月のユーロ圏景況感指数は100.8で、9月の101.7から低下した。
これは2015年1月以来の低水準。低下は2カ月連続。製造業の景況感悪化がサービス業や消費者にも波及した。
市場予想は101.1だった。
製造業の景況感は、長期平均を大幅に下回る水準に悪化している。世界的な貿易戦争で輸出産業が打撃を受けていることが背景。
10月のユーロ圏サービス業景況感指数は9.0と、9月の9.5から低下。2015年6月以降で最低となった。
消費者心理も冷え込んでおり、小売り業の景況感が悪化した。
消費者は今後数カ月で物価が上昇すると予想しているが、製造業・サービス業の販売価格の見通しは概ね変わらずだった。
10月のユーロ圏業況指数はマイナス0.19と9月のマイナス0.23から上昇。市場予想はマイナス0.24だった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191030T105720+0000