ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

英就業者数、7─9月は約4年ぶりの大幅減

発行済 2019-11-13 00:32
© Reuters. 英就業者数、7─9月は約4年ぶりの大幅減

[ロンドン 12日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)によると、7─9月の英就業者数は5万8000人減の3275万3000人と、2015年3─5月以降で最大の減少を記録した。

減少幅はロイターがまとめた市場予想(9万4000人減)を下回ったが、総選挙を控え労働市場が悪化していることが浮き彫りになった。

賃金も伸び悩み、求人も減少した。

英国では欧州連合(EU)離脱決定後も、労働市場は堅調に推移してきた。経営者が長期の投資よりも、解雇が容易な人員の採用を優先したことが背景とみられる。

7─9月の失業率は3.8%で、1975年初め以来の低水準。失業者は2万3000人減の130万6000人だった。

7─9月の賃金(ボーナスを含む)は前年比3.6%増。6─8月の3.7%増から伸びが鈍化し、ロイターがまとめたすべての市場予想を下回った。ただ、増加率は依然として約10年ぶりの高水準付近にとどまっている。

変動をならしたボーナスを除く賃金も3.6%増。すべての市場予想を下回った。

7─9月の時間当たりの生産高は前年比横ばい。4─6月は0.5%低下だった。生産性は2018年第2・四半期以降、上昇していない。

8─10月の求人数は80万人と、前年同期の85万3000人から減少。2009年末以降で最大の減少となった。

HSBCのエコノミスト、クリス・ヘア氏は「確かに雇用データは変動しやすく、最近の落ち込みはパートタイム雇用によるものだが、労働需要が大幅に低下する初期の兆候である可能性があり、労働市場の大きな転換点となり得る」と述べた。

© Reuters. 英就業者数、7─9月は約4年ぶりの大幅減

一方、パンセオン・マクロエコノミクスのエコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏は、労働市場の軟化は緩やかで、英中銀が現時点で利下げしない理由として十分との認識を示した。

発表を受け、ポンドはやや上昇した。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます