[12日 ロイター] - 2020年の米大統領選に向け、トランプ大統領に対抗して共和党の指名獲得争いに出馬を表明していたマーク・サンフォード元下院議員が12日、撤退を表明した。
トランプ批判派として知られるサンフォード氏は約2カ月前に出馬を表明していた。同氏の撤退により共和党からトランプ氏に対抗して出馬するのはマサチューセッツ州元知事のビル・ウェルド氏と元イリノイ州選出下院議員のジョー・ウェルシュ氏の2人となった。
サンフォード氏は撤退の理由について、「トランプ大統領の弾劾を巡る問題で公的債務や財政赤字を巡る問題を大統領選に向けた主要な争点とすることが困難になったため」と説明した。
サンフォード氏は59歳。2003─11年にサウスカロライナ州の知事を2期務めた。昨年の同州の共和党下院議員候補の指名争いでトランプ支持派に敗北し、議員を失職した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191112T222026+0000