[ワシントン 26日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が26日発表した5月の米消費者信頼感指数は86.6と、前月の85.7(下方改定)から小幅上昇した。新型コロナウイルス流行による景気低迷の最悪期は過ぎ去った可能性が示唆されたものの、幅広い回復には時間がかかる公算が大きい。
市場予想は87.5だった。
CBの経済指標担当シニアディレクター、リン・フランコ氏は「信頼感の低下は一服したもようだが、急回復は見込みにくく、第2波への懸念が不確実性としてくすぶる」と述べた。
5月の現況指数は71.1と4月の73.0から低下。一方、期待指数は96.9と94.3から上昇した。
職が十分とみる向きと就職が困難とみる向きの差はマイナス10.4と4月のマイナス15.7から改善。
収入が将来的に増加するとの見方を示した消費者の割合は14.0%と4月の17.2%から低下。収入が減少するとの見方を示した割合も15.0%と18.4%から低下した。
*内容を追加しました。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200526T161730+0000