ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

ユーロ圏10月製造業PMI、54.8に上昇 再びドイツがけん引

発行済 2020-11-02 19:12
更新済 2020-11-02 19:18

[ロンドン 2日 ロイター] - IHSマークイットが発表した10月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は54.8と、9月の53.7から上昇した。

2018年7月以来の高水準。速報値の54.4から上方修正された。50が好不況の分かれ目となる。

ドイツ経済が再びけん引役となった。景気回復のペースに差が出ていることに加え、新型コロナウイルスの再流行でユーロ圏のサービス部門の10月のPMI速報値は50を割り込んでおり、当局の懸念要因になるとみられる。

生産指数は58.4と、前月の57.1から上昇。速報値の57.8を大幅に上回った。

IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「ユーロ圏の製造業は10月に急拡大した。生産と受注が、過去20年でまれに見るペースで増加した。ただ、今回のデータは第4・四半期の生産にとっては良い兆候だが、拡大が一様ではないことが懸念される」と指摘。

「今回も、ドイツが突出して好調だった。新規受注は急増し、25年前の統計開始以降で例のない水準となった」と述べた。

ただ、一部のユーロ圏諸国同様、ドイツでも最近、厳格な行動規制が再導入されており、少なくとも製造業の一部の活動が抑制される可能性がある。

PMI統計によると、10月は需要が急増。受注残が健全な水準に積み上がった。ただ、楽観度は低下しており、雇用も2019年5月以降、縮小が続いている。将来の生産を示す指数は63.8から62.7に低下した。

同氏は「製造業全体はしばらく急拡大するかもしれないが、回復を維持できるかは、家計の行動が正常化するか、労働市場が改善するかにかかっている」とし「感染第2波を踏まえると、まだ時間がかかりそうだ」と述べた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201102T101128+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます