[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁によると、9月の鉱工業生産指数は前月比1.6%上昇した。新型コロナウイルス感染再拡大の影響で、ロイター調査の予想(2.7%)を下回る伸びにとどまった。
自動車生産が前月の10.3%の減少から10.0%の増加に転じた。
経済省は「製造業は徐々に回復している。感染症の流行で道のりは険しくなるだろうが、新規受注と業況からみて回復のプロセスは続く」との見方を示した。
INGのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏は、工業部門は第4・四半期に向け経済に勢いを与えるとの見方を示した。ただ、新たなロックダウン措置と他のユーロ圏諸国の需要低迷で、景気の2番底を回避するほどではないという。
ドイツでは、新型コロナの感染再拡大を受け2日から1カ月にわたりバーやレストランなどを休業とする措置が取られている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201106T093722+0000